オガオガワールド

「南阿蘇オガオガワールド」は、YAHOOブログのサービス終了に伴い使用を終了し、引き続き「オガオガワールド」でブログ掲載中です。

受け継がれる うれしさ

いいものを受け継ぐ慣習が無くなっていく
お墓参りに行ってますか
私は数年は、正月とお盆には行っています
伝統や慣わしが受け継がれなくなったり
仕事でも、数年掛けて腕を磨く・・・なんて余裕がない
2~3年たったら次の職場に
先輩の技術も引き継がれないし、そんな状況では、
作業はできてもいい仕事はできない

東京時代に、フライフィッシングを覚えた
ヤマメや岩魚を追って
休みはほとんど釣りに出かけていた
成果は多くを語るほどはないが
経験はそこそこある
熊本に帰って、組合やら仕事やら何やらで
相当忙しくなり、釣りどころではなくなった

3年前?後輩にフライを勧め、ルアーもついでにはじめた
後輩のTは、自然好きで、マニアックなところがある男で
毛ばりの結び方と巻き方、魚のいそうなポイントをお教えた
最初は川ですべって転んだりしていたが
何度も一人で川に通い、情報を集め、
そのうちヤマメを釣り上げ
今年に入って、31、32センチの尺ヤマメを2匹も釣った

忙しくて川に行けないのもあるが
以前だったら人に釣られて、悔しくも思っただろうが
とてもうれしい気分である
人の成果を聞いてほほえましく思える自分が
年をとったのか、一皮むけたのか、ただ忙しいからそれどころではないのか
いずれにしても、自分の経験が、人に喜びや感動を与るきっかけになることは
うれしい

仕事は遊びよりつらいこともあるし、嫌いだからといって逃げられない
まして経験を引き継ぐなんて、時間もないし、そんな時代でもなくなっている
しかし、そんなときだからこそ
後輩たちとゆっくり酒でも飲みながら
仕事のアイデアやヒント語りでもやりたいのだが・・・

T君の釣りのように仕事もうまく経験を役立ててくれれば
でも、彼は酒が飲めない
酒を飲まなくても飯は食える、経験は引き継がれる

職場でも自分の経験が生かされるよう願っている
うれしくなるときが今度はいつ来るのだろうか