オガオガワールド

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安楽死と尊厳死

久々にブログに投稿。
12月24日に「火の国旅情」のDVDを出版することになり、
ドタバタしていました。
それだけじゃなくて、忘年会が1日おきぐらいにあって、
こっちがブログさぼっていた主な理由でしょうか・・・

さて、「終活」を学ぶにあたり、
まず関係の本を読むことから始めておりますが、
今回は、講談社現代新書保阪正康著「安楽死尊厳死」を紹介します。

安楽死には2種類あり、消極的安楽死と積極的安楽死
尊厳死は消極的安楽死に近い

1993年(平成5年)に書かれた本で、今から約20年前だが、今読んでも違和感がない。

リビング・ウィルとは
尊厳死や、臓器提供、延命措置の拒否など
意志の表明。

どのように書き、記し残すのだろうか。
まだまだ勉強、経験不足。

90歳の父親が、腰などが悪く
高齢者専用の施設にいるのだが、
週末会いに行くと、用足しに失敗した下着の洗濯を身内に依頼。
施設に有料で洗濯を頼んでいるのにである。
他人に自分の恥を見せたくない。
本人は納得していないのだろうが、施設の方にお願いをするように
おいて帰った。
「自分は、また元気になって、いろいろ家のことをやる。」
が希望なのだが、なかなかそうならないことがはがゆいようだ。
「代理役」の息子が、愚痴りながらも徐々に代理をするしかない。
しかし、すでに、何をするかの指示はほとんどないので、
仕事の合間を見て、進めながら、報告しに行く。

リビング・ウィルもだが、自分が老いていくことを想定して、
準備をしておくことの大切さを痛感する。
核家族化の弊害なのか、世代の違いなのか、何をしたらいいのか
わからない。
近所に住む私ですら、やっておかねばならないことがたくさんあり
とんと疲れることもしばしば。
遠く離れていたら、どうなるのだろうか、どうもならないのだろう。

「世代交代」、各家族の最大のテーマになるのではないだろうか。
相続、介護、葬儀、墓、親戚縁者関係、身辺整理
スムーズに進めることができるか、
何の準備もせず、いざとなって疲れ果て、無駄なお金もたくさん使ってしまうのか。
「子どもは自由に、親は子に迷惑はかけられない。」
冗談じゃない。
こんなことを言っていたら、最後にとんでもない迷惑を子どもにかけることになりそう。

50代から考える、死に方=生き方
これから、ますます、逃れられないテーマになりそうです。