オガオガワールド

「南阿蘇オガオガワールド」は、YAHOOブログのサービス終了に伴い使用を終了し、引き続き「オガオガワールド」でブログ掲載中です。

終末までのセレモニー

人が一生を生きる中で、いくつもの節目を迎えます。
冠婚葬祭や第三役務のことです。
冠婚葬祭の冠は成人式、婚は結婚式、葬は葬式、祭は祖先の霊を祭る法事やお盆など。
第三役務とは、七五三や、成人式、長寿祝いや法事法要のことです。
いかがですか、身近になくなった方の法事法要や長寿祝いは忘れずに行っていますか。
核家族化が進むと、親戚付き合いも希薄になり、親子ですら、祝い事や法事法要を忘れてしまう時があります。
人は節目節目を迎えることで、生きていることを確認し、終着点を受け入れる準備をしているのかもしれません。
還暦や喜寿の祝いはそのような役目があるのでしょうか。
たとえば、長寿祝いがあります。これは数え年(生まれたときを1歳として、以後元旦を迎えるごとに1歳年をとる)で計算します。
・還暦:61歳
・古希:70歳
喜寿:77歳
・米寿:88歳
・卒寿:90歳
・白寿:99歳
・紀寿(百寿):100歳

法事では、
・一周忌
・三回忌
・七回忌
・十三回忌
・十七回忌
・二十三回忌
・二十七回忌
・三十三回忌
・三十七回忌
・四十三回忌
・四十七回忌
・五十回忌
これは、個人を偲ぶ目的の裏に、自分自身も老いていくのを自然に受け入れるための行事ではないかと感じます。
以前は、大家族で多くの兄弟と過ごし、身近に死を見てきましたが、核家族化が進み、少子化になると、
死に接する機会もまれで、死を受け止める心の準備もできなくなってきています。
自分の人生の設計図(予定表=ライフプラン)を描き、その中に紹介した行事を入れてみてください。
祝いや法事を行うことで、人が集まり語りこれからの将来を考えることになるでしょう。
そうすることで心の不安も和らぎ、相続や突然の不幸で混乱や散財も避けられるかもしれません。

参考資料:ウィキペディア