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死にたい老人(断食安楽死)

久しぶりに、終活関係の本を読みました。

木谷恭介著「死にたい老人」(幻冬舎新書

幻冬舎さんは、終活関係の本も多いですね。
見城社長は、タイムリーでトピックスな話題の本を続々発行されますが、
毎度期待をしております。

さて、この本、「断食をして安楽死を目指す」ある種ネガティブな終活なのですが、
木谷さんの意志は
・83歳までやるべきことはやって生きたのだからもう死にたい
結局、数回の断食安楽死のチャレンジは失敗に終わります。
出版が2年前の2011年9月なので、その後どうされているのでしょうか。

ある日、病院で治療を受けている際に、隣室でこんな声が聞こえました。
先生「症状がよくないので総合病院でみてもらわんといかんですね」
患者「もう、先生よかですよ。生きとったって、すっこつもなか。」
生きていてもしょうがない・・・
年配の方でしょう。死を受け入れる心の準備ができた患者さんでしょうか。
「病気を治す」立場の先生は困った感じでした。

80歳まで元気だったのに、急に体力が落ちて、家に引きこもりがち
「病気にやられた」が口癖の親。
病気なのか老化なのか、それが意識の第一歩。
老化とうまく付き合えれば、気も滅入らず、それなりに老後を楽しめるのでは。

一人ひとり、異なる長い人生を送り老後がやってきます。
エンディングに向けてのアドバイスも、一人ひとり違うでしょう。
終活、本当に奥が深い活動です。

今、読み始めたのは、立花隆著「臨死体験」上下。
合わせて1,000ページもあり、当分読み終えそうにありませんが、
骨折治療中に少しでも進めればと思います。