オガオガワールド

「南阿蘇オガオガワールド」は、YAHOOブログのサービス終了に伴い使用を終了し、引き続き「オガオガワールド」でブログ掲載中です。

臨死体験・下

約1,000ページの立花隆著「臨死体験」上下巻を読み終えました。
こんなにページがある厚い本は当分読むことはないだろうと思っていましたが
これも、骨折して出歩けなくなって、時間ができたおかげ。

50歳も過ぎると、老眼にもなり、文庫本を読むとき
近眼用の眼鏡なしで目の焦点が合う範囲も30~40センチ内
夜の蛍光灯の明りも読みずらいので、
読みたいのは、陽が昇っている自然光がある時間帯。

さて、なんでこの本を読む気になったかというと、
やっぱり終活が関係していて
死を怖がる老人が、怖がらなくなるためのアイデア
書いてあるんではないかということ。

ピンピンコロリを目標に生きて来た老人が、
急に体調が悪くなると、
死が目の前に突然迫ってくる。
やっぱり死は怖い。
未知の世界で、死んだらどうなるか誰も教えてくれない。

立花さんの結論では、
臨死体験をした人は、死が怖くなくなるという。
臨死体験者を調べていくと
・気持ちがいい
・心おだやか
・美しい景色を見る
・光輝く
・神様に会う、先祖に会う
・痛みがない
など、死に対するマイナス要因はほとんどなかったらしい。

立花氏はあの世があるのかないのか、結論は出してないません。
立ち位置は、ない側。しかし、ないという証拠はないともいっています。

臨死体験者は、「生きることを大切にするようになった。」
これは、「いずれ死ぬ時は死ぬので、生きている間は思いっきり生きたい。」
と考えるようになるからだそう。

読み始めると、どんどん興味が湧いてきて、一気に読みたくなる本でした。

さて、次読む本は何にしようかな。