オオルリシジミを訪ねて～熊本⇔名古屋⇔長野（安曇野）24時間ハードな旅２

5月23日は、後輩の結婚式。

しかし、旅に出られるのはこの日を逃してはない。

2次会に出席することを告げて、前日の金曜日20：15熊本空港発FDAで名古屋小牧空港に飛んだ。

あくる朝、7：00長野行き特急「しなの１号」に乗るためである。

オオルリシジミは、長野の一部と阿蘇にしかいない。

南阿蘇では、例年ゴールデンウィーク過ぎから５月末までが羽化のシーズン。

食草はクララの花で、クララが生えている地域に限定的に生息する。

コバルトブルーの羽をもち美しくてかわいい蝶なので、マニアの間では１匹３０００円の高値がついた。

昭和４０年ごろには阿蘇にオオルリシジミを飛行機に乗り捕獲しに来て１００匹以上を取って持ち帰ったという話も聞いた。

割のいいアルバイトである。

そのようなこともあり、以前多産した地獄谷では絶滅した。

その後、村が保護することで絶滅を何とか食い止めた。

以前は白水村の村蝶であり、町村合併後は南阿蘇村の村民の蝶となっている。