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エンディングノート

エンディングノートという言葉が一般に知られるようになったのは、つい2~3年前からだと思います。
2011年に公開された、砂田麻美監督の映画「エンディングノート」をご覧になった方もおられるのではないでしょうか。
父親の胃がんが見つかり半年後に他界されるまでのドキュメンタリーです。
主人公の知昭氏が宣告後に残された家族が困らないように書き遺したものが「エンディングノート」です。
また、昨年の2012年は、流通ジャーナリストの金子哲雄さんが肺がんで41歳で他界されました。
そのとき、奥さんの協力で書きあげたのが「僕の死に方・エンディングダイアリー500日」です。
葬儀や相続は残された家族がするものという考えが世の中では多数のようですが、死を意識した2人は、
家族のために「死に方」を自ら進んで決めました。
死を目前にした人は、死を覚悟し死にざまを冷静に時には葛藤して死と向き合います。
しかしこれができる人は一部かもしれません。普通の人なら死が目前に迫ったときに冷静ではいられないでしょう。
まだ、そのような状態ではないときに、もしもの時を考え、自分や家族のために書きしるすものが「エンディングノート」です。
葬儀の際に呼んでほしい人、自分の財産や相続に関することなどを書きます。
家族や知人へのメッセージを書く場合もあり、様式は様々です。
今は、書店の終活やエンディングノートの特設コーナーもあり、探しやすくなりました。
エンディングノートの書き方セミナーも開催されているので参考になると思います。
エンディングノートというと、死を意識するあまり、書きたくなくなったり暗くなってしまうことがありますが、
死は誰にでも差別なく訪れる最後のイベントです。
避けるのではなく、少しでも受け入れる準備ができればと願います。
「ハッピープランノート」という名称で私たちが作ったエンディングノートがあります。
これは、エンディングノートという名称が死を意識させ記入を拒否した親に書いてもらいたいために作ったものです。
その結果書いてもらうことができました。
キャンディーズ田中好子さんの録音の挨拶が心に沁みます。
もし、元気なうちに旅立ちのメッセージを残すことができたら、葬儀や告別式でみなさんに見て、聴いてもらうことができたなら・・・
そんなことを思っています。

熊本で作られているエンディングノートを紹介します。

❤思いつきの遺言帳(荒川雅裕著・文芸社1050円)
身内の他界のときに思いついたというノート。写真を張ったり絵を書いたりできる白地スペースもあり
着やすく記入できる。
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エンディングノート(セルモグループ制作)
互助会が制作したノート。突然の葬儀でもあわてないように、確認事項が記入できるようになっている。
近年は葬儀の生前予約も増えているらしい。
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❤ハッピープランノー(KKTエンタープライズ制作315円)
エンディングノートという言葉が重いという方に、気楽に書き込めるノート。エンディングプランのベースになる
簡単なライフイベント表もついている。
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